art award tokyo marunouchi 2010

メッセージ

審査員からのメッセージ

後藤繁雄

新しい才能を、世界へ翔(はばた)かせるためにすべきこと
東京から世界へ。すぐれた才能を発掘し、世に出すというa.a.t.m.のミッションは、ますます重要になっている。世界不況がまだ立ち直れず、アートワールドも先行を模索している時に、だからこそ、a.a.t.m.のようなしくみが、がんばらなくてはならないと強く思う。これは「未来」をつくる作業なのだから。一つの価値軸にしぼるのではなく、欧米やアジアのコンテンポラリーアートシーンに対しても通用するクオリティの判定眼で、若き作家たちの作品を選抜しなくてはならないだろう。そして、その活力が、東京・丸の内の活力として蓄積されて行くヴィジョンもまた重要なのである。

小山登美夫

第4回a.a.t.m.によせて
卒展、修了展で出逢う新しい表現とそのパワーに圧倒されたい…いつも期待しているのは、そのことです。多くのアーティストたちが、その時代からでてきます。しかし、その作品は、無数の複雑に絡みあった細部からなり、空間、時間、歴史をひっくるめて出来上がってきます。時代のリアリティーを掴むことと、それをしっかりと意志と技術を持って表現することを期待しています。

過去参加作家からのメッセージ

荒神明香 Haruka Kojin

2007年グランプリ賞
a.a.t.m.の公開審査会の時、審査員の方々はそれぞれの作品の良さを見つけようと作家の声に耳を傾けていました。作品だけではなく、作家が何を考えて作品を作っているのか、その点を正当に評価してもらえたことが嬉しかったです。それは大学とは少し違った視点での評価でもあり、自分の制作姿勢にも自信が持てました。a.a.t.m.をきっかけに審査員の長谷川祐子さんから、ブラジルでの展覧会や2009年は建築家の妹島和世さんとのコラボレーションの展示に誘っていただきました。新丸ビルで過去にa.a.t.m.に出品した3作家の展覧会「Art in the Sky」に参加したりと、様々な環境の中で作品を展開させることができ、来年はNYで展示を予定しています。a.a.t.m.は、実際に多くの方々に作品を見てもらい、具体的な仕事に繋がったりもします。参加する皆さんには、様々な枠からはみ出して行こう! とメッセージを贈ります。ぜひこの機会を楽しんでください。

wah document

2009年グランプリ賞
出展した作品のアート性や社会との関係・意義など、作品の本質に迫るするどい質問を審査員の方々から受けました。自分たちの活動を見せたい対象はどこにあるのか。またその方法をa.a.t.m.以後、より意識しながら活動しています。 現在埼玉県北本市に拠点wah officeを構え、地元の人たちに向けたプロジェクトを展開中です。 http://kitamoto-arts.blogspot.com/
a.a.t.m.ではクオリティの高さよりも、 とにかくダントツなものが見てみたいです。バッバーーン! といっちゃってください。

伊藤彩 Aya Ito

2009年準グランプリ賞
a.a.t.m.は美術関係者や一般の方に作品を見て頂ける環境なので、とても貴重な経験となりました。参加作家との交流から刺激を受け、また賞をいただけたことでもっともっと作りたい! という意欲も高まりました。
現在サントリーミュージアム天保山「RESONANCE」展に出品中で、6月にはTKGエディションズ京都で展示の予定です。a.a.t.m.は社会にアピールするいい機会なので、積極的な姿勢で楽しんで下さい。

河野里沙 Lisa Kohno

2009年シュウ ウエムラ賞
a.a.t.m.に参加して出来た人とのつながりから様々な発表の場を得ることができ、充実した日々を過ごしています。7月末にはアーツ千代田3331内のバンビナートギャラリーで個展を予定しており、またシュウ ウエムラ賞をいただいた関係で同ブランドの商品デザインもさせていただいています。今年参加される作家の皆さん、卒業・修了制作は大変だったと思います。a.a.t.m.の展示が充実した濃いものになりますように。